かつて、生物は海から誕生しました。我々人間も海に住んでいた頃の記憶を宿して生きています。人間の体液や、母親の羊水は、古代の海水のミネラルバランスと酷似しています、人間一人一人、海を体の中に抱えながら生きているのです。だから空気や水と同様、塩も人間にとって必要不可欠なもの、無いと生きてはいけないものなのです。そして、地球上の全てのものは長い時間をかけ、やがて最終的に海に還っていきます。そう、海は地球のスープなのです。海から生まれ、海を抱えて生き、海に還る。この循環を私達は、とてもロマンチックに感じながら塩作 ...