lisa9640

心躍るうみべの冒険へ(前編)

ジブリ映画のやさしいお父さん役で出てきそうなくりっとした瞳に口角が上がった朗らかな笑顔の喜多道臣さん(68)。 「二ヒッ」と吹き出しを添えたくなるような愛らしいキャラクターでシーカヤックの案内をしてくれる。 喜多さんが営む「SEA KAYAK 9640」は海の透明度とこじんまりとした浜辺が美しく愛らしい「塩屋の浜」がフィールド。 黒潮町佐賀地域にある塩屋公園の前に広がる海で、海水浴場ではないけれど、貝殻を探す人、散歩をする人、夏には磯遊びを楽しみに子どもたちもやって来る静かな浜辺。 ここで喜多さんがシーカ ...

"Easy Going"を楽しむ宿(後編)

黒潮の家で味わう「何もしないぜいたく」にもうひとつ魅力を加えるのは、女将・上原麗さんの土鍋ご飯。 その名も「おたふく」。 宿泊客などの予約に合わせて数種類の土鍋を使い分けながら季節にあわせた料理を提供してくれる。 湯気が出てきて、火を止めて。 蓋を開けるまでのわくわく。開けた瞬間のときめき。 両親が共働きだった上原さんは小さな頃から料理や手伝いをしていて、「お手伝いしたら褒められるやん。そしたらまたやるやん」と、褒められたらさらにやってしまうという彼女らしいエピソードを追加してくれる。 そんな経験から料理 ...

"Easy Going"を楽しむ宿(前編)

「ここにいたら”人生がしよい”。リフレッシュするツールがすぐそこにあるから。なんちゃあせん休日ってほんとぜいたくやなってみんなが気づいたらもっと楽になると思うんよね」 「しよい」。土佐弁で「簡単」という意味。 人生、簡単。 「人生、簡単」って、なんだか不安。簡単な人生を送っていることに安心ができなくて、なぜか自ら難しくしようとする。 それがいいとも思ってる。 でも、窮屈だったりしんどかったりする時だってある。 入野松原沿いの民家でゲストハウス「黒潮の家」を営む上原麗さん(37)。 よく喋り、よく笑う、とっ ...

日本一のグリーンレモン(後編)

-前編はこちらから- 「第2世代の話」 下村さんに教わり、「第2世代」として5年前からグリーンレモンを栽培するのは金子俊博さん(42)。 生まれも育ちも黒潮町。家業が農家だった金子さんは、農機具の販売会社で勤めた後、結婚を機に自身も農家へ転身する。 下村さんとの接点は、金子さんが農業を始めた頃からのこと。愛媛県の農家にせとか栽培を一緒に習いに行き、下村さんと同時期にせとかを定植する。 パプリカ、ミョウガ、そしてせとか。金子さんが農業を始めた頃はこの3品目を栽培していた。 そしてある時、下村さんがせとかに加 ...

日本一のグリーンレモン(前編)

「先駆者の話」 うみべの町のレモンは緑色。 日本一の産地化をめざして下村昌幸さん(57)が「グリーンレモン」栽培を始めたのは今から10年前。 「人と同じものを作るのは嫌」 チャレンジングな下村さんの挑戦は、平成22年に始まった。 ハウス栽培のグリーンレモン。収穫時期は7~9月。 黄色く色づく前の段階で収穫をするため、色はさわやかな緑色。味ももちろんさわやかで、酸味や苦みが際立つ。 見た目もなんだかおしゃれで、ちょっと今風。 そんなグリーンレモンを下村さんや黒潮町、農業公社などが協力し「黒潮町を日本一の産地 ...

ノスタルジーな夜へ出かけよう(後編)

-前編はこちらから- ノスタルの料理には近藤さんご夫婦の経験やセンスが「スパイス」を効かせている。 まだ交際中だった頃、リュックサックにTシャツ、下着、靴下をとりあえずで詰め込んで2人はバックパックの旅に出る。 ネパール、インド、スリランカ、フランス、ベルギー、オランダ、ブラジル…。 いろんな国をまわる中で、いろんな「食」も経験した。 普通のレストランの食事には飽きてきた頃、ロッジのような場所で「まかないを食べさせてほしい」と頼みお皿を持ってネパール人の従業員と一緒の列に並んで食べたり。 知り合いの家に遊 ...

ノスタルジーな夜へ出かけよう(前編)

カラン、コロン。 古くからある喫茶店に入った時のような懐かしさのある音を聞きたくて、ちょっと強めに扉を揺らして入店。 日本の昭和の世界のような、でも海外の匂いも漂っているような、そんな空気感を生み出す数々のインテリアとあたたかなオレンジの照明に包まれて店内はとっても朗らかな雰囲気。 2019年にこの町で「ノスタル」を開業した店主の近藤拓さん。 数々の可愛らしい雑貨や装飾、ジャンルにとらわれないメニューに「きっとおもしろい人なんだろうな」そう思っていたのはやっぱり当たっている。 実は、いまあるノスタルには前 ...

今日のうみ(2022年6月27日)

関東甲信、東海、九州地方は史上最短の梅雨明け。四国はちょっと置いてけぼり。 でも、うみべのまちだってこんなに晴れてる。 松原のむこうには入道雲が見えて、海ではサーファーが波に乗っていて。 もう、どうみたって、完全に夏模様。 正式な発表は待たなくても、心のなかで勝手に「梅雨明け宣言」しちゃおうか。

町の魅力に一番近い場所(後編)

-前編はこちらから- デザインや写真が得意な山本さんは、今、そのセンスを活かしてうみべのホテルの魅力を若い感覚で打ち出している。 「僕がグラフィックデザインができることで、ホテルの見せ方は今までと変わったかな。 以前は地元のお客さんが多かったんですけど、今は若い方や女性のお客さんも増えました。自分がそこでどう過ごせるのか、どんな風に映るのかが今の時代、重要視されてると思うんです。だからそれを想像しやすいように」 ホテルの利用者がインスタグラムなどのSNSへアップすることもしっかりイメージしながら。 彼氏目 ...

雨降る神社の舞

夏至。 1年で昼の時間が最も長くなる今日、うみべの神社で行われていたのは夏至祭の舞。 「観音舞」は、今日の夏至に合わせて全国各地、同時刻に行われ、170名を超える舞手がさまざまな舞い方で祀らいがおこされたよう。 うみべの「加茂神社」では、ダンスの指導を長く行っていたという杉野真弓さんが主宰となり、15名ほどがこの日の祭りに参加していた。 先週梅雨入りしたばかりの高知は今日も雨模様。 段々と雨音が強くなる中、全国それぞれの場所にいる仲間とオンラインでつながり、呼吸合わせが始まった。 その後、円陣が組まれ、い ...