HashimotoAoi

タイミングは風にのって(後編)

こだわりは「オリジナル」。お菓子の作り方はレシピ通りに作るのではなく、作り方を変えている。「実験です。科学実験みたい。生地が膨らむ膨らまんとか、ふんわりしっとりのどちらになるとか。温度管理とか」お菓子作りは実験のよう。専門学校は出ていない。だから一つ一つ実際に作って調べる。 まずは本で見て作ってみて、そこからいろんなアレンジを加えていく。調合していって完成へ。「習ってないので、正解がわからない。食べたらおいしいがきっと正解なんやろうなと思って、自分や家族がおいしいと思ったらそれを信じています」 「お客さん ...

タイミングは風にのって(前編)

今年の10月で2周年を迎えた小さなお菓子屋さん。 「タイミングだった」いろんなことのタイミングが合い、できたのが「風とお菓子と」。 「気持ちいい風が吹く原っぱでお菓子を食べるような。心がウキウキわくわくするようなイメージでつけました」ロゴからも伝わってくる。 お店を営むのは永森恵美さん(43)。佐賀地区で生まれ育った。中村高校卒業後は医療系の学校へ進学。その後、医療事務の仕事に勤めていた。 「完全に趣味でした」ケーキ作りは趣味で、仕事にしようと思っていなかった。日中は医療系の仕事をして、夜中に自宅でお菓子 ...

今日も花と海とともに生き生きと(後編)

「今はこればっか作りよる」 とても綺麗で落ち着いている。これなら手入れもいらないし、いい。欲しくなってしまう。 「人気なのは多肉植物。若い人はほぼ多肉を選ぶね」とても可愛らしい植物で人気なことも共感できる。 「よくお客さんが庭を見に来るがよ。見てって」お言葉に甘えてお庭に。 何種類もの植物があり、なんだかとても落ち着く場所が広がって。植物が生き生きと育っている。そこには人気の多肉植物も。 確かにこれは見たいというお客さんも多いわけだと一人で納得。 お店の中には切り花が置いていない。そのためお客さんが帰って ...

今日も花と海とともに生き生きと(前編)

うみべの花屋さん。「覚えやすいかなと思って。四季折々の花がありますという意味で付けたけど、みんな覚えにくいって」お店の名前の由来について、笑ってそう話してくれるのは「flower season」を営む金子 さやかさん(43)。 開業した当初は一人で運営していた。 佐賀地区出身の金子さんは高校卒業後、東京にある日本フラワーデザイン専門学校へ進学。中学校の時にテレビでフラワーデザイナーの仕事を見ていいなと思い、やりたいと思ったことがきっかけ。もともと花自体は小学校の時から好きだった。母親が花を育てることが好き ...

All right, 行きましょう(後編)

ー前編はこちらからー 「サーフィンはplayでしょ。「遊び」みたい。大人はよく忘れる」 初めてブルースさんのスクールでサーフィンを教えてもらった時、強張っていた肩や腕、顔からいつの間にか力が抜けていて、何度ボードから落ちても、海の中で自然と笑顔になっていたことを思い出す。 ブルースさんや潤さんがスクールを通して伝えたいのは、「自然体」ということ。「遊ぶ」こと。 「大人はすぐ遊びを忘れるけど、サーフィンでは初心者になる。最初からになる。みんなサーフィンしたらね、面白いでしょ。Challengeでリスクもある ...